こんにちは!いもすけです。
今日は冬キャンプになると必ず起こる、『テント内で(石油)ストーブは危険だ!』問題について考えていきたいと思います。
結論からいいますと、
えぐち家は寝る時もストーブつけっぱなしですが、一度も火事や一酸化炭素中毒になったことはありません。もう5年10泊以上は寝る時のストーブもつけっぱなしです。
ただ、テント内でのストーブは安全に使わないと死にます。
テントでストーブを使うには、色々と知っておくことがあると思いますので、
えぐち家が冬キャンプで安全にストーブを使っているノウハウなどをご紹介出来ればと思います。
- 初冬キャンプでストーブを導入予定だがすっごく不安・・・。
- ストーブをつけっぱなしで寝ても大丈夫なのか知りたい。
- 冬キャンプで安全にストーブを使っている人の実体験を知りたい。
では、いってみましょう。
温かい
温かいです!
因みに、冬キャンプでストーブを使うと、経験的には外気温+9℃くらい温かくなります。
九州だと晩秋のキャンプで陽が落ちて後で外気温10℃前後ぐらいですので、幕内は19~20℃程度ととても過ごしやすくなります。
ぬくぬくのテントの中でカードゲームするの楽しい!
12月や2月頃で無ければ、就寝前の時間帯で氷点下になることは少ないので、とても快適に過ごす事が出来ます。
3シーズンシュラフで就寝できる
冬キャンプで外気温が氷点下になる場合でも、ストーブを使えば幕内は+5℃前後を維持できますので、快適温度+5℃のNANGAオーロラ450DXでも十分に対応可能です。
厳冬期用のシュラフは価格も高いし、嵩張ります。
ファミキャンだと家族分のシュラフを準備しないといけないので、かなりの積載スペースが必要になってしいます。
ストーブを使う事でシュラフを3シーズン用にダウンサイジングして、積載を減らす事ができますし、お財布にも優しいです。
えぐち家は車への積載問題があるので、パッキングに有利なNANGAのダウンシュラフを使っていますが、
積載問題が無ければ、管理がしやすい化繊のシュラフをお勧めします!
一番オススメなのは、mont-bellのバロウバッグ#3です!
電源サイトに拘らないで良くなる
冬キャンプでストーブがあると、ヒーターやホットカーペットなど電気を使う熱源に拘らないで良くなるので、電源サイトやポータブル電源に拘らないで済むメリットがあります。
ポータブル電源の消費電力を抑えることが出来る。
真冬のキャンプで『全然使って無いのに、スマホの充電が全然無くなってた!』って経験した方もいるのではないでしょうか?
スマホやポータブル電源に使われているリチウムイオン電池は、外気温が低いと電力の消費が激しくなってしまう特性があります。
ストーブを併用すると幕内温度を上げることが出来るので、電池の減りを抑えることが出来ます。
湯たんぽを温めたり、お鍋やおでんを温めたり幸せが広がる
えぐち家は主に、ストーブの上で湯たんぽを温めて寝る時に使って幸せになっています。
他にはおでんやお鍋を温めたりと優秀な熱源になってくれます。
火事には注意!
幕内で火を使う事の一番のリスクは火事です。
テントは燃えやすい素材で出来ていますので注意が必要です。反射板などが無いストーブだと幕から離して使用するなどの注意が必要です。
また、酔っぱらって就寝してしまい、ストーブの近く置いてしまっていたガスボンベに引火して死亡した事例もあるので十分注意が必要です。
携帯消火器スプレーなどもあります。(持ってませんが💦)
換気を十分に行って一酸化炭素中毒を防ごう
火事と同じくらい怖い一酸化炭素中毒です。
ストーブの不適切な使用により発生した一酸化炭素は、酸素よりも血中のヘモグロビンと強く結合する性質を持ちます。そのため、身体に必要な酸素が運搬されず、一酸化炭素中毒を引き起こします。一酸化炭素中毒は軽度の頭痛、吐き気等からはじまり、その後、昏倒、致命傷に至ります。
一酸化炭素は無味、無臭であり、空気とほぼ同じ比重(1(空気を1とした時):0.967)です。そのため、無意識のうちに被災する可能性があります。
(番外編)めっちゃ結露する
これは命にあまり関係ないので、さくっと(笑)
ポリエステル製テントだと冬キャンプでストーブを使うとめっちゃ結露します。それはもう(笑)
テントの中で雨降った!!!💦
とか思うくらいに、ポリエステル製テントでストーブを使うと幕がびしょびしょになるので、ストーブを利用するならポリコットン製テントをお勧めします。
ガスボンベなど引火しやすいものは、ストーブから離して管理
このレイアウトはボンベが加熱されやすい印象だったので、幕内でのストーブの位置を変更しました。
反対側に置いてガスボンベなどから離して、ついでにポータブル電源のそばに置いて、電池の性能の維持を図ります。
またフジカハイペットの反射板ありモデルなどは幕際に設置できるので便利です。
反射板のあるストーブを購入して幕際に配置
基本的にはストーブは幕から離して設置するのが一般的なのですが、反射板があり、熱が後ろに広がらないような構造になっているストーブもあります。
十分に換気を確保する(1)
一酸化炭素はストーブが酸素不足で不完全燃焼を起こしたときに一気に大量に発生するので、十分に換気をしていればそれほど心配することは無いと思います。
えぐち家がウトガルドを使用しているときは、ストーブに近い入口ジッパーを上50cm下30cmくらい開けています。
また、ウトガルドは三角窓がフルジップ出来ないので、自然と換気に一役買ってくれています。
常に新鮮な空気をストーブに提供できるように、空気の流れを意識することは大事かなぁと思います。
十分に換気を確保する(2)
僕は3交代勤務をしているせいもあってか、夜中に目を覚ますことが多いのですが、
その際に適当な時間(5分程度かなぁ)入口を全開にして換気を確保しています。
ワンポールテントなど大きなテント内空間を取れる幕を利用する
家族の人数に対して適正サイズ以上に大きなテントを選ぶことで、万が一、換気不足になったとしても酸素不足に陥るまでの時間を稼ぐことが出来ます。
個人的にはワンポールテントや大型のツールームテントをお勧めします。
暖気循環ついでにサーキュレーターを使用
暖かい空気は上に集まりがちなので、テント内の空気を循環させるためにサーキュレーターを使っています。
一酸化炭素チェッカーは2個使う
一酸化炭素チェッカーは安全を考慮して必ず2個使います。
配置する場所は
- ストーブに近いところ
- 妻と子ども達が寝ている近く
です。
電池切れなど無いように毎回新しい電池をセットします!
いかがだったでしょうか?
テント内でストーブを使うととっても幸せになれます。
うちのたまこさんは
冬キャンプでストーブ使わないと死んじゃうよ!
と、言ってるくらいに(笑)冬キャンプにストーブは必須です。
安全に使う事へ少しでも不安があったり、お子様が小さい場合などは無理せずにコテージ泊に切り替えるなど、柔軟に対応したいですね。
最後に今回の記事のまとめです!
- 不十分な知識でテント内でストーブを使うと死にます。
- ただ、しっかりと対策すればテント内で安全にストーブを使う事は可能。
- テント内でストーブを使うと外気温+9℃ぐらい幸せになれる
- 就寝中にストーブを利用すれば3シーズンシュラフでも対応可能
- ストーブ利用でポータブル電源の性能も維持できる。
- 火事と一酸化炭素中毒対策をしっかりと!
- 反射板モデルのストーブだと幕際に設置可能(幕内スペースを有効に活用できる)
- 一酸化炭素は不完全燃焼の時に大量発生するので、ストーブに新鮮な空気を供給する空気の流れを作る
- 一酸化炭素チェッカーは2個使う
そんなところかな。
この記事が、皆様の素敵なキャンプのお役に立てれば嬉しいです。
今日もありがとうございましたー!
良かったら、他の記事も読んで行ってくださいねー!