こんにちは!いもすけです。
ペトロマックスHK500はランタン界では最高クラスの美しさを持っていると思っているのですが、コールマンのノーススターの様なランタンと比べて、まぁ扱い易いとは言い難い程に癖がありまして、
『トラブルとも付き合えるくらい好きにならないと使えないよ』って言う方も居るとかいないとか💦
そんなペトロマックスHK500を使って僕が味わった洗礼といいますか、
トラブル経験から学んだ原因と対処法をご紹介して、皆様への参考になればいいなぁと思っています。
- ペトロマックスHK500が欲しいけど、どんなトラブルがあるか心配。
- ペトロマックスHK500のトラブル事例を知りたい。
- ペトロマックスHK500のトラブルの原因と対処法を知りたい。
- ペトロマックスHK500でトラブルしにくいカスタムや点検方法を知りたい。
で、最初に申し上げておきますが、ペトロマックスHK500は
扱い方さえ覚えれば、ちゃんと言う事を聞いて、最高のパフォーマンスを出してくれる子です!
原因
ペトロマックスHK500の点灯はポンピングしてタンクの内圧を高めて、ラジエーターに灯油を送り出して、気化した灯油に引火させてマントルに火をつけるのですが、タンクの内圧を高めるためにポンピングをどんなにしても内圧が上がらないトラブルに見舞われました。
一番最初のトラブルだったので、ポンピングがどれくらい時間がかかるのか?なども分からず30分もポンピングしていました💦
原因は、
上記パーツリストの[No46] 革パッキン がカスカスだったこと。カスカスなのでエアが漏れて、どんなにポンピングしても一向に圧が上がりませんでした。
対処法
下のポンプアダプターへ変更して改善しました。
ポンプアダプターを変更する事で、空気入れのトラブルは皆無になりましたし、ポンピングがめっちゃ早くなりました。
一石二鳥ですね。
ポンプアダプターを変更するカスタムは超おすすめですので、ペトロマックスHK500を購入したら最初に行いたいカスタムです。
原因
消灯後、きちんと圧力調整バルブを閉じてテント内に置いていたら、タンクに沿って輪染みが・・・。何がどうなっているのか分からずに臭いを嗅ぐと
灯油の臭いがする!
何らかの原因で灯油が漏れた様ですが、給油口兼圧力ゲージもしっかり閉まっています。でも漏れてる・・・。
よく調べてみると原因は
タンクの圧力ゲージやホールエキセントリックから漏れは無いので、点灯後本体が完全に冷え切る前に圧力バルブを完全に締め切ってしまったことで、タンク内の空気が膨張して内圧が上がり、ニップルやバーナーの噴出口などから灯油が漏れたので無いか?と考えられます。
ニップルは気化した灯油を送り出す場所ですが、ニップルと閉じているのはクリーニングニードルのみです。
バーナー噴出口も抑えられているだけ・・・。
タンク内圧が高まると、ニップルやバーナー噴出口などから灯油が少しずつ漏れても仕方ないなぁと感じた印象です。
対処法
消灯の際には本体が完全に冷えてから圧力調整バルブを閉じる
これはyoutubeでいただいたコメントから教えていただいたのですが、
と、教えていただき、消灯の時に開いた圧力バルブを完全に冷えてから閉じることで液漏れのトラブルは無くなりました。
上記の液漏れのトラブルを経験した後、翌日夜に点灯しようとした際に『なんかいつもと違う灯油臭い霧がでてる・・・』なんて思っていたら炎上しました💦
原因
液漏れの際の影響か、点灯前のニップルがクリーニングニードルでしっかりと閉じておらず、圧力をかけた際にニップルから意図せず灯油が漏れてしまい、アルコールプレヒートの炎に引火して炎上して炎上たと考えられます。
対処法
- クリーニングニードルの交換
- 使用前点検を行う
クリーニングニードルの交換は簡単です。ただ、パーツが小さいし、先端も極細なので破損しないように注意します。また、クリーニングニードルは消耗品パーツですので、常に予備を一つ持っておくと安心です。
使用前の点検はとても大事です。きちんとやっておくことで無用なトラブルを防ぐことができます。
もっと良い点検方法もあると思いますが、この点検方法を導入してからトラブルは無くなりました。
ペトロマックスHK500はジェネレータであったりインナーチムニーであったり気化した灯油の通り道をプレヒートして灯油を着火点まで加温する必要がありまして、バーナーでのプレヒートとアルコールプレヒートの2種類のプレヒート方法があります。
僕はバーナーのプレヒートは煤ける可能性があるので、避けていまして、アルコールプレヒートを採用しています。
3月下旬のキャンプで日が落ちて外気温が結構下がって、10℃近くなっていました。アルコールプレヒートを1回だけ行った時に炎上しました🔥🔥🔥
原因
アルコールプレヒートの時間不足
対処法
通常、秋ごろの外気温であれば、アルコールプレヒートは受け皿一杯に入れて1回で大体終わるのですが、
アルコールプレヒートは外気温が10℃以下なら2回行う。
って感覚で捉えていた方が安全な気がします。
ニップルからクリーニングニードルも上下していますが、今一つ挙動が不安定だなぁなんて思っていたんですが・・・
また炎上しました・・・。
原因
ホールエキセントリックのねじが緩んでいたため、クリーニングニードルが正常に上下しなかった。
ホールエキセントリックを回すことでクリーニングニードルが上下してニップルからの灯油の噴出をON-OFFします。
ですが、ホールエキセントリックのねじが緩んでしまっていると、正常にクリーニングニードルが上下しなくなってしまうのです。
対処法
- 使用前点検でホールエキセントリックのねじがきちんと締まっていることを確認する。
- ホールエキセントリックを動かすとクリーニングニードルがスムーズに上下することを確認する。
しつこい様ですが、使用前点検を『きちんと』行う事でトラブルは激減します。
いかがだったでしょうか?パーツを覚えるのが大変ですが、一つ一つ紐解いていっていけば、絶対理解できるレベルだと思います。
一緒にペトロマックスHK500を末永い相棒にしていきましょう!!
スター商事から買って、『メンテナンスもお任せ!』って方法もありますけど、
『キャンパーとしてペトロマックスHK500をちゃんと扱えるレベルになるって格好良いやん!』って思って色んなトラブルも愛して付き合っているところです。
今回の記事のまとめです。
- ペトロマックスHK500はちゃんと扱えば言う事を聞いてくれる良い子。
- ポンプアダプター変更は絶対行うべき。
- 消灯時は本体が完全に冷えてから圧力調整バルブを閉めよう。
- 外気温が10℃以下など寒い時はアルコールプレヒートは2回以上しよう。
- 使用前点検は何よりも大事。『きちんと』使用前点検しよう。
ペトロマックスHK500はじゃじゃ馬と言われるランタンですが、それ以上に美しく魅力あるランタンです。
ペトロマックスHK500をちゃんと扱えるようになりたい❗って人と一緒に成長したいと思っていますので、分からない時はTwitterなりインスタなりでコメント下さい❗最大限お手伝いします❗❗
そんなところかな。
この記事が、皆様の素敵なキャンプのお役に立てれば嬉しいです。
今日もありがとうございましたー!
良かったら他の記事も読んで行ってくださいねー。