このブログは、キャンプ好きなえぐち家が、
色んな経験や失敗から得られた情報を
キャンプが好きな方々とシェアしていきたいと思って始めたブログです。
今日は妻と娘が行きたくなるキャンプにするために
僕なりに気を付けていることをご紹介します。
ちょっと難しい表現もありますが、
この記事で一人でも多くのパートナーやご家族とのすれ違いの解消に繋がれば嬉しいです。
えぐち家のキャンプに行く目的はそれぞれ違います。
- 僕 → 非日常の中で自分の選んだ好きな道具に囲まれて快適な時間を過ごす。
- 妻 → 家族のレジャーを思いっきり楽しんで、昼も夜もぐっすり眠る。
- いちはな → 設営や片づけなどイベントをしている感が楽しい。
- はなちよ → カードゲームがたくさんできる。
といった感じです。
急に難しい話になります。
心理学を学んだ方や看護師ならみんな知っているであろうマズローの欲求5段階です。
基本的に下の欲求(ニーズ)が満たされないと上の欲求は充足されないといわれています。
下から順にキャンプに置き換えるとこんな感じかなと。
- 生理的欲求 ・・・ 健康である。空腹や気温の不快さが無い。
- 安全の欲求 ・・・ テントや外部の安全が確保されている。虫の被害が無い。
- 社会的欲求 ・・・ 家族やグループの関係が良好である。
- 承認欲求 ・・・ キャンプでの認められた役割があり、頼りにされている。
- 自己実現欲求 ・・・ キャンプでしたいことが実現できる
美味しいごはんを快適に食べよう
現代の子は一部のクラブチームでスポーツに取り組んでいる子を例外として、子どもたちの体力は一般的に落ちていると考えています。
なので、子ども達の体力に合わせた環境でキャンプをすることが大切かなと思っています。
また、一般的に男性よりも女性は暑さ寒さに弱く、生理的な快不快の幅が狭いと考えています。
なので、僕は自分が大丈夫でも、妻や子供たちは元気にキャンプが楽しめるか?を常に考えています。
- 空腹が生じないようなキャンププラン
- 快適に過ごせる時期、装備を選ぶ
- 子どもが大怪我しないように注意を払う
などが重要になると思います。
雨や風、虫や盗難の心配が無い方がいいよね
- 悪天候によるテントの倒壊の被害への不安が無い
- トイレで不快な思いをしない。
- 盗難や暴走族などの被害の心配が無い。
- よく分からない虫の被害で嫌な思いをしない
など安全へ不安があると、一部の耐性の高い『トラブルも楽しめるタイプ』の人は除いて、キャンプが楽しいものとならない事が多いと思います。
身の危険を感じるキャンプは、一刻も早く帰りたい心境となり、キャンプへの恐怖心が芽生え、次のキャンプに繋がりません。
自然が相手なのでコントロールは難しいですが、
- テントの中に居れば安全で快適!
- キャンプ場には外部の人は入って来ないし、管理人さんも居るから安心
といった環境を作ることはある程度可能です。
ただ、この辺りから個人差が大きくなり、
- ある程度キャンプ歴が長いと林間サイトで虫が居ても大丈夫
- フリーサイトで今まで何も無かったから大丈夫
- 元々トラブルも楽しめる性格
など個人の経験や性格にも大きく左右されます。
どれくらいの安全レベルなら自分の家族やパートナーの安全の欲求を満たせるか?を考える必要があると思います。
パートナーや家族と良好な関係を築く努力をする
基本的に家族やパートナーとの関係が良好である。
ってことは大切な要素かと思います。
せっかくのお休みですから、好きな人と素敵な時間を過ごしたいですよね。
僕は常日頃から家族との関係が良好となるように心掛けています。
僕なりの気を付けていること
- 常に妻へ感謝を言葉で伝えて、労う
- 家事(掃除・料理・買い物全般)を手伝う・一緒にする。
- ちゃんと仕事に行く
- 出来るだけ早い時間に帰る
- 常に会話をするように心がける。
- 妻の趣味や価値観を認めて、否定しない(肯定できない部分があっても絶対に否定しない)
- 子どもの事、えぐち家のお金のことなどは、時間がかかってもちゃんと話し合う。(任せきりにしない)
- 妻一人の時間を尊重する
- ヤキモチを焼くというか感情は伝える。
- 僕が居ればなんか大丈夫なんじゃないかと思わせる。
- 常に努力している姿勢を認めて褒める
- 絵本の読み聞かせを出来る日は毎晩する
- 他の子と比較しない・こどもの成長にだけ目を向ける。
- 怒る時は安全を守れない時、僕との約束を破った時のみ
- トラブルを起こしたときは本人の気持ちを受け止めてその上で、判断する
- 人格を否定するようなことを言わない
- 子どもへ嘘を言わない・守れない約束をしない
- 常に会話をするように心がける
- 妻のいないところで妻を褒める
- お父さんが居ればなんか大丈夫なんじゃないかと思わせる。
自分の感情をコントロールする
キャンプでは知らない場所や初めての設営など、自分の余裕が無いことだってあります。
頼れるお父さんだって人間です。分からないことはあります。
でも自分の感情はコントロールできますし、打てる手は打っておきます。
- 荷物忘れをしないように事前準備をキチンとチェックしておく
- キャンプ場や周辺環境のチェックなど入念に行っておく
- 初めて設営するテントは自宅や公園で必ず設営の練習を何度かしておく
- 分からない事を楽しむ雰囲気を作る(苦手なのでいつも妻に助けてもらい感謝しています。)
特に、キャンプ場でテントの作り方が分からずに、無理矢理組立てポールが折れて険悪な雰囲気になっているご家族を見かけたりしなかったりするのですが、テント設営のトラブルは避けられるトラブルなので、僕は絶対設営の練習をしてからキャンプへ行きます。
などなど色々とあるのですが、まとめると
良いパートナーでいる
良いお父さんでいることかな。
と。
人それぞれ価値観がありますので良いパートナー像、お父さん像があるかと思いますが
上記事項は普遍的部分かなと考えています。
妻や子ども達が休みの日を一緒に過ごしたい存在になる努力は継続し続けないといけないかなぁと思いますし子ども達が成長して『キャンプには行かない』って日が来ても
妻は一緒にキャンプに来てくれるような関係性は守りたいなぁと思っています。
たくさんの出来た!を褒めてあげる
出来た!→褒める→笑顔→キャンプ楽しい
キャンプでは沢山の出来た!があります。
- 荷物運びのお手伝いができた
- 綺麗な草花の写真が撮れた
- ペグがちゃんと打てた
- 張り綱が上手に張れるようになった
- テントを一人で設営できるようになった
- 設営のアドバイスを一緒に考えて自分の意見が採用された
など沢山の出来たがあると、子どもは俄然楽しんでくれます。
そして出来た!を見たら必ず褒めます。
ちょとオーバーなくらいで丁度いいと思っています。
そうすると必ずいい笑顔を返してくれます。
そうして褒め続けて今ではいちはなさんは立派なキャンプ女子です。
もうすぐ高校生ですが、ほぼ一人でウトガルドが設営できるようになったり、お父さんと二人でキャンプに来てくれるくらいキャンプ好きです。
幼児さんの場合は出来ることを探して、お手伝いしてもらって褒めてあげます。
下の娘のはなちよさんがまだ小さかった時はなかなかお手伝いは出来ませんでしたが、
賑やか担当 に任命し、
たくさんのお話しやカードゲームをしてくれるようになってくれました。本当に彼女が居ないとキャンプがしーんとしてしまいます。
賑やか担当さんの力は偉大です。
妻は事前に材料を切ったり、帰って来てからの大量の洗濯物など、キャンプ前後で頼っていますのでキャンプ場ではひたすら楽しく、ゆっくり過ごしてもらえるように心がけています。
一緒にキャンプ場を選ぶ
ある程度選択肢を決めた状態でも、キャンプ場を一緒に選ぶことは
キャンプに連れて行かれる から
キャンプに一緒に行く
という意識の変化につながります。
また、キャンプ場の決定の意見の場で発言したり、意見を求められることは、一緒に行くメンバーとして承認欲求を満たすことになります。
この際発言は決して否定しないこと。否定する部分があっても出来る限り受けて止めて、理由を丁寧に説明するなどが必要と思います。
みんなの好きなキャンプをしよう
ここまできたら、パートナーや家族がどんな風に過ごしたいかを考えて、
必ず会話をして聞き出します。
- 可愛いグランピングみたいなキャンプがしたいのか?
- インスタ映えするようなオシャレキャンプがしたいのか?
- 野営的なハードなキャンプをしたいのか?
- ただ黙々と焚き火をしたいのか?
- ただ美味しい料理を食べたいのか?
- 手軽にダラダラ過ごしたいのか?
- 好きなネットゲームをしたいのか?
- 好きなだけアニメを見たいのか?
などなど、パートナーや家族のやりたい事をどうやったらキャンプの時に実現できるか?を考えて、実現可能な方向で考えます。
ネットゲームがしたいなら、可能な限りそれなりのスペックのノートPCを購入して電源サイトを選んだり、手軽なキャンプがしたいならちょっと豪華なお弁当を買って食べるのもいいと思いますし、予算が許せば夕食付のキャンプ場(グランピングサイト)にするのもいいと思います。。お子さんがとにかく一緒に遊んでほしいと感じているのであれば、キャンプの時は設営撤収以外は、好きなだけ遊んであげるなど。1泊のキャンプで余裕が無いなら2泊にするなど。
えぐち家はそれぞれキャンプの時に好きなことがありますので、それぞれの楽しみを尊重するようにキャンプを楽しんでいます。
基本的な欲求が満たされた状態で自分の好きな事を実現できるなら、次もキャンプに行きたくなりますよね。
工夫を積み重ねて、この段階まで実現できればパートナーも家族もキャンプに来てくれるのではないのかなぁ
と考えています。
周囲の騒音にならないようにする、火の粉を飛ばさないなど、最低限のマナーを守り、迷惑にならない範囲で
なんでも自由に楽しんだらいいじゃない。
と思っています。
- 好きにお酒を飲んでもいいし
- 好きなだけニンテンドーswitchをすればいいです
- 好きなだけYouTubeを見ていいです
- 好きなだけ昼寝していいし
- キャンプだからって、スーパーのお弁当やお寿司を食べてはいけないルールだってありません
- 手を抜きたかったら抜いていいのです
- 『キャンプだから楽しまないといけない』ってこともありません
- ダラダラするのも自由です。
ただ、自分の中のキャンプや楽しみ方と違うからといって、他のキャンパーの楽しみ方を否定する様なキャンパーにはなりたくないぁと思っています。
また、僕もそこまで出来た人間では無いので、感情のコントロールが今一つだったり、思っていたことと違う行動をとっしまって、『妻や家族に申し訳ないことをしたなぁ。』『まだまだだなぁ』なんて思うことも良くあります。
みんなで成長していきたいですね👍
この記事を読んでキャンプ好きな人が一人でも幸せになれればいいなぁと思っています。
今日もありがとうございましたー!!