こんにちは!いもすけです。
雨に強いテントを考えてみた!ってことで、えぐち家的な考察をご紹介していきたいと思います。
※この記事は下記記事を一部抜粋して加筆修正したものになります。
2022年3月 奥八女焚き火の森キャンプフィールド キャンプレビュー(後編)- 台風の日にキャンプして深夜に強制撤収
- 春の嵐の日に友人のシェルターが風で裂けた瞬間を目の当たりにする
- 豪雨に見舞われ、友人のシェルター内が水浸しで超大変
- 年に1回くらいは雨撤収or雨設営
- 夜間に強風でタープ倒壊寸前→撤収程度では、悪天候に入らないレベルの悪天候経験値(笑)
と、まぁこんな感じで結構酷い経験を目の当たりにしたり、体感しているので、
- 酷い風雨の中でも安心・快適に過ごせるテント
- 雨設営・雨撤収も簡単に行えるテント
と、いった酷い条件下でも対応出来るテントが条件になりました。
- 雨だけでなく横殴りの風雨にも耐えられる性能
- 横殴りの雨でも靴を脱ぎ履きするときに靴が濡れない
- テントの中でゴロゴロできる
- 足元がべちゃべちゃにならない
- 設営が簡単・撤収も簡単 など
安全が一番!横殴りの雨風にも耐えられる性能
耐風性
一般的には山岳用の背の低いドームテントが風に強いとされていますが、
ファミリーで過ごすには居住性が今一つなので、背が高くて耐風性が高いモデルを探します。
僕の中ではある程度背が高いテントにおいては、風を受け流す構造はもちろん
ペグの本数=耐風性 という図式なので、がっつり張り綱を張ったベル型やティピー型が候補に挙がりやすいです。
タケノコテントの耐風性の動画も参考になりました。
耐風性②-幕体の品質
一般的なメーカー品と中華製のオマージュ作品では幕体の布や縫製の品質が違ってくると考えています。春の嵐で友人のシェルターが裂けた時は、張り綱の縫製部分の根本から裂けました。
悪天候で使う予定の場合しっかりしたメーカー物が候補となります。
耐水圧
生地の上に1cm四方の筒を置いて、その中に水を入れた時、何mmの高さで水が染み出すか?を見るものです。
一般的な傘が500mmです。ただ、耐水圧が高いとそれだけ通気性が失われるので、ポリエステル製テントの場合は1500~2000mmが良い言われています。
では、ポリコットン製テントの耐水圧は350mm程度と言われていますが、ウトガルドで雨漏りの経験はありません。ポリコットンはコットン生地が雨で膨潤し、網目が詰まることで雨が染み出さないらしく、耐水圧では性能は測りにくいみたいです。
あと、耐水圧が高いと結露します。寒いと結露してテントの中で雨が降ってしまいます。
また、フロアの耐水圧は大事で、床面から雨が染み出さないように雨をしっかり防ぐグランドシート+フロアシートが必要と思います。
中古はシームテープの劣化に注意
雨漏りをするときは、生地よりも縫製している縫い目から染み出すことが多いようです。テントの縫製部分には雨漏りしないようにシームテープが使われて防水されています。ただ、シームテープは経年で加水分解され、性能が劣化します。なので、保管環境が悪かったり、古いテントの場合シームテープの劣化から雨漏りを起こす可能性があります。
テントの寿命が一般的に10年程度と言われているのも、シームテープの劣化が一番です。なので、悪天候時に使用するのであれば、1~2年落ちや新品の購入が視野に入るかなと思います。
横殴りの雨でも靴を脱ぎ履きする時に濡れない
横殴りの雨だと、結構大きなタープでも靴を守れないので、2ルームテントの様に靴がある場所(前室)をフルクローズ出来る環境だといいのかなーと思います。また濡れた靴をテント内で管理したくないですね。ちょっとしたことでテント内が汚れちゃいますし💦
テント内でゴロゴロ出来る
雨だとテント内で過ごす事増えて、タープ下で過ごす事もほとんど無くなってしまうので、フロアシート+グランドシートでしっかり防水できて、テント内でゴロゴロできる環境は大切で、ワンポールテントのような広い室内や、2ルームテントの場合も寝室が十分な広さがあるものが望ましいと思います。
素足でゴロゴロするのなら、泥汚れはつきませんからね。
2ルームテントなら、前室をフルクローズできて、雨をシャットアウトできる環境が必要かと思います。
足元がべちゃべちゃにならない
靴を脱ぎ履きするスペースであったり、前室が完全土間だと、サイトの傾斜によっては雨水の通り道になったりして、水浸しになることがあるので、お座敷スタイルは不可能だし、水浸しを避けられるサイトなら良いですが・・・。
2ルームテントでも雨とともに地面がじわ~とドロドロになってきます。どうしてもチェアが必須かと💦
でも、チェアの足元がドロドロ、乾かない時は収納袋や他のギアが汚れ無いように神経を使う必要がありますし・・・。布製品についた泥汚れはなかなか落ちないんですよね。
設営・撤収が簡単
雨の設営・撤収なので、簡単な構造で色々考える必要が無いテントが理想かなと思います。
そういった点ではコディアックキャンバス キャンバス8などのスプリングバーテントは構造が単純で、タープ下でも、さっと設営ができるので、良いなぁと思ったりしています。
- SnowPeak ランドロック
- ローベンス プロスペクター(旧モデル)+プロスペクタータープ
- ローベンス カイオワ
- コディアックキャンバス キャンバス8+Canvas Wing Vestibule
SnowPeakの名作 ランドロック
SnowPeak製品だし、信頼のアフターサービスはあるし、一度は使ってみたいと思うランドロック。
弱点は設営・撤収の手間と、前室が完全に土間ってこと。
ローベンス プロスペクター
↑これは旧型の小さい方
廃盤になってしまいましたが💦前サイズは十分な広さがあり、フレームがしっかり重たいので、フレームの重たさでテント自体の耐風性を上げる構造になっています。設営・撤収が簡単かどうかは身長も結構関係するみたいです。フォルムは可愛いのですが、前室が土間で横殴りの雨の場合は靴はテント内避難かな~。
超個性的フォルム ローベンス カイオワ
耐風性を上げるにはガイロープの方も大量のペグを打つ必要があります。また、前室のポーチがフルクローズできるので、濡れることなく靴を脱ぎ履きできますし、ワンポールテントの耐風性や屋内の広さは経験すみなので、安心感はあります。タープは併用する必要がありますし、前室の設営など、やや面倒さはあるかと思います。
コディアックキャンバス キャンバス8+Canvas Wing Vestibule
動画を見ると設営は超簡単。四角でガイロープも無いので、タープ下に設営した過保護張りもできます。またCanvas Wing Vestibuleを併用すればある程度の雨なら対応できます。四角で四隅が立ち上がっているので、動画を見ても広い!って感じでした。
いちはなさんとyoutube動画を見て広さの感覚や、スペック表を見て考えます。
議論の結果
- ローベンス カイオワ
- コディアックキャンバス キャンバス8+Canvas Wing Vestibule
に絞られました。
番外編 ローベンス イーグルロック
前室はフルクローズできますが、半土間に出来ないのが残念。また、結露しないテクニカルコットンを選べますが、30万ちかくなってしまい、流石に手が出ない価格。あと、サイズ大きすぎなのと設営が手間ですね。
一つ小さいウルフムーンにダブルシェイドグラバーがセット出来れば有力候補になったかもです。
色はアースカラーでオシャレで好きだったんですが💦
ランドロック | プロスペクター | カイオワ | キャンバス8 | |
横殴りの雨風でも耐える性能 | ◎ | 〇 | ◎ | ◎ |
横殴りの雨でも靴が濡れない | ◎ | △ | ◎ | 〇 |
広くてゴロゴロ出来る | 〇 | ◎ | 〇 | 〇 |
足元がびちゃびちゃにならない | △ | △ | ◎ | 〇 |
設営・撤収が簡単 | △ | 〇 | 〇 | ◎ |
コディアックキャンバスの設営と撤収の簡単さ、四角形ならではのテントレイアウトの簡単さと、まだ設営したことがないタイプのテントだったので惹かれましたが、
最終的には
横殴りの雨でも絶対靴が濡れないテントがいいよ。この子キャサリンみたいで可愛いし。
・・・。そうきたか💦
と、たまこさんの靴が濡れないって点がポイントととなり、キャサリンカイオワに決定しました。
そんなこんなで、えぐち家的な雨に強いテントはカイオワに決定しました。
多分にカイオワに安いタープを合わせると思います。
問題はカイオワ人気過ぎて手に入らない問題もあるのですが💦
まぁ晴れてくれるのが一番ですけどね💦
そんなところかな。
今日もありがとうございましたー!