こんにちは!いもすけです。
最近、スプリングバーテントに興味あって、沢田テントとかコディアックキャンバスキャンバス8とか調べていまして、一番気になっている、本家のカーカムス(現在はスプリングバー社)のテントを調べてみることにしました。
スプリングバーテントは種類が多かったので、違いなどもまとめてみました。
画像多めで米国スプリングバー社へのリンクもガンガン貼っています。また、購入方法も調べましたので、読者の皆様も一緒に見て買った気になりましょう!
では、最後までよろしくお願いします!
- スプリングバーテントが欲しい方
- スプリングバーテントの種類の違いを知りたい方
- スプリングバーテントの購入方法を知りたい方
では、いってみましょう。
※この記事の下書きの時は130円/ドルだったんですが、米国のインフレも相まってスゲー高い価格になっちゃった(´;ω;`)
スプリングバー社(前Kirkham’s(カーカムス)は
と、米国のHPにありますように1960年ごろに米国ユタ州ソルトレークシティで、ジャック・カーカムさんによって作られた老舗のアウトドアメーカーです。
今までになかったスプリングバータイプのテントを発明された偉大な方ですね。
当時発明されたトラベラーは未だに現役の完成されたフレームワークのテントと言えます。
スプリングバー社のテントには大きく分けて
- SPRINGBAR USA ⇒ 米国生産のテント
- SPRINGBAR IMPORTS ⇒ 米国生産のテント以外の世界生産のテント
があります。
SPRINGBAR USA(米国生産のテント)
翻訳するとこんな感じ
1961年以来、私たちは米国ユタ州ソルトレークシティでオリジナルのスプリングバー®キャンバステントを製造することを誇りに思っています。
私たちのスプリングバーUSA®テントは、どんな嵐の近くでも気を配るために建てられており、注意を払って一生続くでしょうが、スプリングバー®には多くの歴史と郷愁もあります。半世紀前にジャックが開発した伝統的な技術を使用して手作業でカットして縫い付けたこれらのテントは、ママ&ポップアメリカンメーカーの過去の時代からの頑固なホールドアウトです。
過去60年間、私たちはブームの時代と破綻の時代とともに、多くの変化を見てきました。しかし、私たちは常に前進する方法を見つけました。その後も,ソルトレーク・シティーでスプリングバー®・テントを作っています。それは良いデザイン、良い品質、そして良い顧客への証です。
Springbar® USAのテントは投資であり、テントを手に入れるには忍耐が必要になるかもしれませんが、永遠に気に入るはずです。(springbar社HPより)
1960年代から変わらず、キャンプブームの波が来たり去ったりした時もぶれることなく、
米国ユタ州ソルトレークシティで職人さん達が一つ一つ手作業で作られています。しかも基本受注生産!
現在、コロナ流行による世界的なキャンプブームで現地米国でもなかなか手に入らない様子です。
あとはテントの生地は同じ100%コットンなのですが、SPRINGBAR IMPORTSと異なり高い折密度とサンフォージャー社のドライフニッシュシリコントリートメントが施されていて、快適性と耐水性に優れているようです。
但し、SPRINGBAR社のHPでは SPRINGBAR IMPORTSも性能は同じだよって言ってます。
あと、SPRINGBAR USAのテントの画像に必ず米国の国旗があります。
SPRINGBAR IMPORTS(米国生産のテント以外の世界生産のテント)
翻訳してもらって・・・
私たちはまた、世界経済の中で生活し働くことの現実に明確な目を持っており、競争することが好きです。スプリングバー®テントの需要を国内生産だけで満たすことは、常に課題でした。そして、輸入されたノックオフによって満たされた需要不足を見ることは、私たちにとって決してうまくいっていないものです。誰かが輸入されたSpringbar® Tentを建設するつもりなら、それは私たちであり、私たちは他の誰よりもそれをうまくやることをポイントにしています。
2015年には、ジャック・カーカムのオリジナルのパターンとテクニックでデザインされ、中国の工場パートナーによってカットされ縫製されたスプリングバー®テントのハイラインシリーズを発売しました。長年の努力と多額の投資が努力に費やされ、Sunforgerと同じ性能を提供するために独自のキャンバス撥水性仕上げを開発しました。私たちが家庭用テントで使用しているのと同じコート糸を調達する。私たちが必要とする性能を達成するための絶え間ないフィールドテストと微調整 – その結果、今日利用可能なキャンバステントのドル価値に対して最高のドルを提供すると信じている真に高品質のテントが完成しました。米国のテントと輸入テントのパフォーマンスの違いを見分けるのは難しいですが、どちらも品質であり、私たちはすべての人のそばに立っています。
それ以来、当社の輸入ラインはハイラインシリーズ、クラシックジャックシリーズ、レジャーポートを含むように成長し、それぞれが耐久性と性能に関するSpringbar®の評判をあらゆる方法で維持するために懸命に働いています。
SPRINGBAR IMPORTSの製品は、
『スプリングバーテントを作るなら俺たちスプリングバー社やろもん❗じゃぁ海外でちゃんと監修して生産拠点増やすよ❗❗』
って心意気の元にスプリングバー社の品質を担保しつつ、中国で大量に生産する事で世界的な需要に応えることを目的とされているようです。
なので、SPRINGBAR IMPORTSの製品はSPRINGBAR USAで使用されている、サンフォージャー社のドライフニッシュシリコントリートメントの生地と同じような品質でありながら、価格的にもお安い、コストパフォーマンスの高いスプリングバーテントといえるようです。
SPRINGBAR USAとIMPORTSの違い
サイズ展開やカラー展開が違うのはもちろんですが、サンフォージャー社のドライフニッシュシリコントリートメントを生地に施されているかどうか?
が一番大きな違いです。
ですが、スプリングバー社の公式見解は、性能はそんなに変わらない。って事です。
また、細かな違いとして、
- テントフロントのタグの形状が違う
- 後ろの窓の形状が違っていたり
- クラシックジャック140では煙突ポートがオプションで装備できたり
- サイズや色の展開が少なかったり
- 幕体とポールが別々に収容してある
などの細かな違いがあるようです。全世界で展開するので、色々と配慮されているモデルみたいです。
SKYLINER
2022年の最新モデルです。今まで煙突ポートはSPRINGBAR IMPORTSのクラシックジャック140にしか無かったのですが、ついにUSAモデルにも煙突ポートが装着されました。
そして背後には目隠しのオーニングを設けるなど、最新機能が備わっています。
サイズは10 ‘x14’フィート(304cm×426cm)のワンサイズ。でワンカラー💦
ポルティコキット↓も使えないのが難点💦
入り口のデザインはファミリーキャンパー7の方が好きですし、色もファミリーキャンパー7以下のモデルの方が豊富です。
詳しいスペックは後でまとめて紹介したいと思います。
Family Camper(日本ではファミリーキャンパー7で表記)
SKYLINERと同じ10 ‘x14’フィート(304cm×426cm)の一番大きいモデルです。
ファミリーキャンパーから下のサイズはテントは色が非常に豊富で、しかもどの色も素敵✨✨
ファミリーキャンパーはファミキャン利用で最も最適なサイズだと思います❗
Traveler(日本ではトラベラー5で表記)
トラベラーは10’ x 10’フィート(304cm×304cm)のサイズでお子様が小さいファミキャン層やデュオで広々使いたい時に最適なサイズな印象です。
ただ、日本の沢田テントもこのサイズが最大なので、僕は小さいと感じてしまいますが、一般的な使い方だと丁度いいのかも💦
Vagabond(日本ではバガボンド4で表記)
バガボンドは8’ x 10’フィート(244cm×304cm)でソロ~デュオに丁度いいサイズ感です。
このサイズからオーニングがつかないので注意が必要です。別途タープは必須かなと思います。
Outfitter(日本ではアウトフィッター3で表記)
アウトフィッターは7′ x 9’フィート(213cm×274cm)でソロ用って印象です。上記リンクから飛んでいただくと、ソロ+愛犬なんかも楽しそうですね。
重量は34ポンド≒15.4㎏ぐらいです。それでも一般的なポリエステル幕よりめっちゃ重たいですね💦
Compact(日本ではコンパクト2で表記)
コンパクトは6′ x 8′ (183cm×244cm)です。ほぼソロ用ですね。
重さは22 ポンド≒9.98kgなので10㎏程度。山岳用として持って行くにはだいぶ重たいですが、野営なんかするならむしろこれくらいのサイズが自然をダイレクトに感じる事が出来て良いのかもしれません。
SPRINGBAR USA スペック比較
SKYLINER | Family Camper | Traveler | Outfitter | Compact | |
フロアサイズ | 10 ‘x14’フィート (304cm×426cm) | 10 ‘x14’フィート (304cm×426cm) | 10’ x 10’フィート (304cm×304cm) | 7′ x 9’フィート (213cm×274cm) | 6′ x 8′ (183cm×244cm) |
重量 (lbs:kg) | 78 :35.4 幕体 49:22.2 ポール 29:13.2 | 77:34.9 | 62:28.1 | 34:15.4 | 22:9.98 |
素材 | コットン100% | コットン100% | コットン100% | コットン100% | コットン100% |
生地厚さ(壁/屋根)oz(オンス) | 8.5/10.1 | 8.5/10.1 | 8.5/10.1 | 8.5/10.1 | 8.5/10.1 |
オーニング有無 | ○ | 〇 | 〇 | × | × |
ポルティコキット装着 | × | 〇 | 〇 | × | × |
煙突ポート装着 | 〇 | × | × | × | × |
カラーラインナップ | ワンカラー | 5色展開 限定色も時々あり | 5色展開 限定色も時々あり | 5色展開 限定色も時々あり | 5色展開 限定色も時々あり |
オーニングの有無とか、フロアシートのサイズとか重さとか参考になれば嬉しいです❗
CLASSIC JACK 140
サイズはファミリーキャンパーと同じ10 ‘x14’フィート(304cm×426cm)で一番大きなモデルです。
クラシックジャック140に限りサイドには大きな三角窓があり、三角窓には煙突ポートを別途装着することが可能です。
お値段もファミリーキャンパーと比べると煙突ポートセットでも約300ドルぐらい(約39,000円)安いです。
CLASSIC JACK 100
こちらはトラベラーと同じサイズの10’ x 10’(304cm×304cm)。
こちらは煙突ポート装着は不可。サイドの三角窓も小さいサイズです。
また、クラシックジャックシリーズはアイボリーの一色展開のみです。
HIGHLINE 8
サイズはファミリーキャンパーと同じ、10 ‘x14’フィート(304cm×426cm)で一番大きなモデルです。
スプリングバー社が世界の需要に応えるために作った、ハイラインシリーズはかなり価格も抑えてあり、同じサイズのファミリーキャンパーのおおよそ半値です。(現在の米国のインフレが大きく影響してファミリーキャンパーが値上がりしているだけかもしれませんが・・・)
換気用の窓は小さいですが、色味も落ち着いており、撥水性能もスプリングバー社によれば遜色無いレベルとのことです。
コットン100%のテントはコールマンのヴィンテージテントで分かるようにポリエステルテントと比べ、加水分解も無いですから、非常に長期間持ちます。スプリングバー社は50年持つって言ってますね。
50年持つなら、納期が長くても、価格が高くても良いからSPRINGBAR USAのファミリーキャンパー7を狙うかなぁといった感じです。
HIGHLINE 6
ハイライン6はトラベラーと同じ10’ x 10’(304cm×304cm)。
小さいお子さん連れのファミリーキャンパーに丁度いいサイズです。
ハイラインとクラシックジャックシリーズはポルティコキットは共通です。
で、上記HPから分かるように日本ではA&Fカントリーからのみ購入可能です。
個人輸入も米国の友人などにお願いして、ソルトレークシティや米国で一旦買って、それから日本へ輸送してもらわないといけないので、現実的ではありません。ただ、この場合一切のサポートがありません。
なので、
A&Fカントリーの抽選の争奪戦に勝たないといけない。
っていうのが定価で購入する唯一の方法です。
米国Amazonでも、販売は無いですね。
あと、ソルトレークシティの地元では、地元住民向けの販売枠もあるようで、現実的では無いですが、一つの情報として知っておくといいかなぁって感じです。
最終的には
A&Fの抽選に勝つか、メルカリで定価ぐらいで出品している中古を購入するしかないのかなぁ😢
っといった感じです。
決して転売ヤーから買わないようにしましょう❗❗
いかがだったでしょうか?
スプリングバー社のテントはコディアックキャンバスなどオマージュテントと違って
やっぱり本家だよねぇ
と、感じさせる商品へのプライドや、ユニークな彩色とデザインなど魅力的なものが多くあります。
もし、買えるような機会が有ったら欲しいなぁと思わせるテントです。
最後に今回の記事のまとめです!
- Kirkham’s(カーカムス)(現、Springbar社)は1960年代米国ソルトレークシティ初の老舗アウトドアメーカー
- 米国生産のSPRINGBAR USAと中国生産のSPRINGBAR IMPORTSがある。
- SPRINGBAR USAは全6タイプの5サイズ展開
- SPRINGBAR IMPORTSは全2タイプの2サイズ展開
- SPRINGBAR USAとIMPORTSの違いは生地や、ポールの収納方法など細かな違いはあるが、スプリングバー社的には性能は同じ
- 現地米国でも品薄状態
- 日本への個人販売無し。代理店(A&Fカントリー)からしか買えない。
- 日本国内で定価で購入する方法はA&Fカントリーの抽選の争奪戦に勝たないといけない。
そんなところかな。
この記事が、皆様の素敵なキャンプのお役に立てれば嬉しいです。
今日もありがとうございましたー!
良かったら他の記事も読んで行ってくださいねー。