こんにちは!いもすけです。
皆様は雨キャンプの時に足元がべちゃべちゃになってギアがドロドロになって困ったり、靴を履くときに濡れて困ったりしたことはありませんか?
えぐち家は比較的悪天候に見舞われることが多く、雨キャンプでも快適に過ごせる幕を探していまして💦
雨風に強いテントを考える結果、Robensのカイオワがいいんじゃないか?ってなったのですが、円安やウクライナ情勢の影響を受け値段が爆上げ💦買えなくなってしまいました。
今回はローベンス カイオワが買えなかったえぐち家が、雨用テントとしてお迎えした、ローベンス カントリーコテージ600を、悪天候と晴天時の両方で使用することができまして、たくさんのメリットとデメリットが見えてきましたので、レビューしていきたいと思います。
前の記事はこちら↓
雨用テントにRobens カントリーコテージ600(廃盤・中古)を買ったよでは、行ってみましょう。
カントリーコテージ600は、最大6人まで就寝可能な大型トンネルテントです。風に強いストームガードシステム付きのアロイポールは、悪天候において最高のパフォーマンスを発揮します。 2mに及ぶ巨大なフロントキャノピーはリビングエリアへの雨の入り込みを防ぐとともにドアを保護します。さらに、リア部とサイド部の大きなベントは、空気の流れを助け通気性に優れています。また、ジップインユニバーサルインナーは、快適な睡眠のために光を減らすためのブラックアウト天井を備えています。
テントタイプ : トンネル
就寝人数 : 6人
テント素材 : ハイドロテックス 5000, 75D ポリエステルタフタ 185T
150D オックスフォード ポリエステル 100% 遅燃性
部屋数 : 2ベッドルーム & 1リビングルーム
ポール : アルミ #6061, T6, 10.3/16mm レッド アノダイズドフィニッシュ
フロア : 75D ポリエステル タフタ 185T ポリウレタンコーテッド , 耐水圧 5000mm
グラウンドシート : ボディ一体式フロア(前室部)耐水圧 10000mm
収納サイズ : 72 x 37 cm
重量 : 19.6kg
今回は悩みに悩んで買ったので、購入が遅れてキャンプ場でぶっつけ本番設営でしたが、特に問題なく設営できました。
- お尻の角をペグダウン
- 後ろから色のついたスリーブに同じ色のシールが貼ってあるポールを通してく
- スリーブに通しながら仮立てしていく
- 前室のスリーブまで通したら、後ろから手前に引きながらポールをペグダウン
- 前室を作って
- 窓のポールを通したら完成
- (強風対策の本気張りの場合)全部のポールにストームガードを通してペグダウン
テントのサイズも大きく、窓もあるためかなり広く感じます。
また、インナーテントはバッグインベッドが4つ余裕で並べられるサイズです。中央の仕切りを開いて一つに出来るので、家族でもお友達とのデュオ×2など色々とバリエーションは豊かに対応できるかと思います。
幕内広々お座敷スタイル
大きなフロントポーチ
大きなフロントポーチのお陰で、ちょっとくらいの雨ならタープ無しで雨に濡れません。これは、強風でタープを使用できない時に、とても大きなメリットになります。日陰に置きたいクーラーボックスや小雨や夜露に濡れて欲しくないものをポーチ下にしまう事も出来ます。ただ、ポーチ下をフルクローズできるわけでは無いし、高さも2mくらいあるので、強雨時になってしまうと、靴など雨に濡れて欲しくないものは、テント内に入れておく必要があります。
大きな窓
大きな窓があるので、テント内に居ながら外の景色を楽しむ事ができます。また、夜にはテント内の明かりが外に漏れてちょっと幻想的な雰囲気になってお気に入りです。
えぐち家は雨用テントとしてお迎えしたので、テントを締め切っても雨や虫が入り込む心配が無く外の景色を楽しみながら過ごせるのは、とても良かったと思います。
風に強い
ストームガードとベンチレーションを全て設営すると、ペグは34本使いました。
背が高いテントなので、強風はどうかな~っと思っていたのですが、深夜の度重なる突風にもビクともせずに耐えてくれました。ただ、フロントポーチが大きいので、正面から風を受ける方向にテントを設営するのは避けた方がいいと思います。
設営は比較簡単
上で前述しましたが、
難しいフレームワークが無いので、後ろをペグダウンして、後ろから順番にポールを通せばいいので簡単です。コツとしては、
- ポールを入れる時は端を持って、テコの原理を使って入れること
- 後ろから順番にポールを入れた後にパンっと張る様にペグダウンする。
などでしょうか。
フロアシートとインナー一体型
雨天時にリビングがびちゃびちゃ地面になるのを防いでくれるので、ギアが汚れる心配がありません。
グランドスタイルが出来るので、くつろげます。
前室をクローズしてしまえば、スカートと地面の間から虫が入る~なんて事もないので、虫の心配もありません。
ツールームだから思ったほど結露しない
初めてツールームを使用したのですが、思った以上に結露しないことに驚きました。
今回は夜中にストーブを消していたこともあったと思いますが、インナーテントはほとんど結露していませんでした。(前室と後室はそこそこ結露していました。)空気層を作れるインナーテントの機能性の高さに驚かされました。
ポリエステル素材なので乾燥も早くて軽くて小さい
ポリコットン素材やフルコットン素材と比べると乾燥が早いため、雨天後のちょっとした晴れ間でもしっかり乾燥してくれることも良いところです。ポリコットンは晴天時に長時間干さないと完全に乾燥しませんので💦
また、ウトガルドと比べるとパッキングサイズは1~2回りくらい小さいです。ポールも細いので積載にも有利です。雨の日は積載がぐっちゃぐちゃになって無駄なスペースも増えがちなので、助かります。
人と被らない
これだけ大きなポーチと窓を備えたツールームテントは珍しく、人と被ることはほぼ無いと思います。
ベンチレーションが少なく、晴天時はビニールハウス
ローベンスはノルディスクと同じ、北欧デンマークのアウトドアメーカーです。
平均気温や日照時間が短い地域のテントだからか、ベンチレーションが非常に少なく、またポリエステル素材と相まって、晴天時はほぼビニールハウスです💦
一番酷い時は屋外25℃ 屋内44℃でした。
今回の経験からも、雨天時の使用が望ましいことと、雨天→晴天となりそうな時は、シールドタープなど日陰を作る対策が必要かと思いました。
こっちの方が日陰つくってくれるかなー。
カントリーコテージの後作品であるウルフムーンやイーグルロックはベンチレーションも豊富で、TC素材も選べて、アジアを含む世界向けに開発されたテントなのかなぁという印象です。
設営サイズが大きい
ガイロープまで入れると8m程必要なので、タープを合わせるとなると、ほぼフリーサイトでしか使え無いと思います。
横殴りの雨までは対応できない
設営スピードや大きなフロントポーチ構造など、優秀なのですが、横殴りの強雨時は流石に対応できないと思います。
快適性はTC素材に負ける
ベンチレーションの問題もあるのでしょうが、ポリエステル素材なので、
どうしても快適性はポリコットンのウトガルドの方が上です。
しかし、重さやパッキングサイズなどはポリエステル素材のカントリーコテージ600の方が良いので、使い分けが大事かな~って思っています。
ポリエステル素材なので加水分解の配慮が必要
屋外の物置でテントを保管するなど、一般的管理場合、ポリエステル素材のテントは加水分解により、撥水性やシームテープの剥離が起こり、耐水性が著しく低下します。そうなると冬の晴れた日にしか使えないテントになってしまいます。
一般的な管理の場合ポリエステル素材のテントの寿命は10年と言われています。高級テントなのに、10年かぁって感じです。リセールが良いうちに・・・。など手放す時期は考える必要がありそうです。
水とポリエステルなど化学物質が反応することを指します。『化学物質に「水」が「加わる」と「分解」が起こる』反応です。何が悪いかというと、テントの撥水性の低下やシームテープの剥離が起こり、異臭や雨漏りが起こります。長年使わなかったテントで異臭がしたり、テント表面がベトベトしている場合は加水分解が起こっています。
また、ポリウレタンコーティングは塩素に弱いので、テントを水道水で洗浄するのはテントの寿命を短くしてしまうので注意が必要です。
今回、雨用テントとしてお迎えしたカントリーコテージ600ですが、大きなフロントポーチと窓があり、雨の日は快適に過ごせるテントでした。ポリエステル素材なので、サイズの割には軽く、雨にやられても乾燥が早いところなども良かったと思います。
中古で11.2万円で購入しましたが、人と被らない所も含めて買ってよかったと思います。
そんなところかな。
この記事が皆様の素敵なキャンプのお役に立てれば幸いです。
今日もありがとうございましたー!