スノーピークの新作リゲルPro.ストーブプラスの148.5万円は正当なんじゃないか?と思ってきた。(安全性編)

こんにちは!いもすけです。

お正月にコロナ隔離で部屋に引きこもっているときにスノーピークの新作

リゲルPro.ストーブプラスの記事を書きまして、

その後も色々と調べてみたのです。

で、youtubeのCAMP HACKさんのチャンネルで社長の山井太さんのインタビューがありまして、

カリスマやなぁ

そのインタビューの内容を聞いて

いもすけ
いもすけ

挑戦的な価格ではあるが、リゲルPro.ストーブプラスの148.5万円の値段は正当なのではないか?

と思うようになりましたので、今回は安全性への革新的なアイデアの辺りを中心に

リゲルPro.ストーブプラスの良いなぁと思うことなどお話ししていこうかと思います。

徹底的に考えられた安全性への拘り

CAMP HACKさんのインタビューで

『テント内で安全性機能性を担保するために真面目に作った結果この価格になった。』

と山井さんはおっしゃっています。

特に安全性についてはかなり拘って作られたそうです。

常識が変わる斬新なアイデア

  • テントにの中で『焚き火』を楽しむ
  • 煙突の固定はテントに持ってもらう
  • 煙突の固定のガイロープが無い
  • 絶対に転倒しないストーブ
  • メーカー保証でCOチェッカー
  • などなど
いもすけ
いもすけ

テントの中で『焚き火』を楽しむってことはまた別の記事でやりたいと思います!

煙突はテントに固定しよう!!??

一番驚いたのが煙突の固定方法です。

薪ストーブの煙突の固定方法ってめっちゃ難しいんです

薪ストーブを使ったことがある方は分かると思うのですが、

ストーブの煙突はテントの外でガイロープを使って固定するのです。ガイロープを3か所くらいでそれぞれのテンションを調整して(しかも煙突なので固定位置が高い・・・)、しっかり真っ直ぐ立てないといけないので、とっても難しいのです💦横出しの煙突は更に難易度アップ💦

僕は友人のストーブ設営を見て、『これは俺には無理だな(笑)』と思って諦めました。

リゲルPro.ストーブプラスでは

テント内で煙突を固定します。

煙突の位置が決まるのでストーブの位置決めも簡単!(スノーピークオンラインストアHPより)

このアイデアには驚きました。見たこともありません。

それに煙突の位置決めが簡単に決まるのでストーブの位置決めも簡単です。

いもすけ
いもすけ

これなら素人でも煙突を綺麗に固定できるやん!!

リッジポールで強度をアップ

煙突の重さは収納ケース含で約10.5kgもあるため

テントの幕との縫製の強度だけで煙突を支えるには少し不安ですが、

リッジポールを通して強度を上げるアイデアで、更に安全性を確保されていました。

敢えてテントフレームに直接固定しないことで、強風でテント自体が揺れてストーブが動くリスクが低減されています。

スノーピークオンラインストアHPより引用

煙突を固定するガイロープ不要

テント内だけで煙突が固定できるため、煙突を固定するガイロープが不要なので、

誰かがガイロープにつまずく心配がありません。

通常は煙突を固定するためのガイロープが必要です

なので、

  • ガイロープのつまづきや引っかかりによる『煙突が倒れるかも・・・』の心配が無い
  • そもそも、ストーブの設営が超楽!!

ってことになります。

絶対に転倒しない

こちらのインタビューも面白くて、7:39あたりでスタッフさんがテーブルをガンガン押すのですがビクともしません。

テーブルと一体化しています!!(スノーピークオンラインストアHPより)

物理的に床から浮かせてテーブルと一体化させることで絶対に転倒しないアイデアは凄いと思います。

さらにストーブはオレンジのラインで示すような梁の上に神輿のように乗っており、更に梁を〇で記した爪の部分やテーブルのフレームと固定してテーブルと一体化することで更に強度を得られ、かなりひどい衝撃でも転倒しない構造になっています。

スノーピークオンラインストアHPより引用

煙突も拘ってた

煙突の高さは450cmあるので、炎が上がっても火の粉が出ても、そうそう迷惑をかける高さではありません。

これだけ高い煙突なら大丈夫やろー(スノーピークオンラインストアHPより)

また、スパークアレスタを煙突内部上下2か所設けているそうで火の粉が飛ぶリスクを低減されています。

煙突本体が浮いているので、ストーブとの接続がちゃんとされているか視覚的にわかる工夫がされています。

上下矢印の範囲内で固定できるようにベルトを調整すればOK(スノーピークオンラインストアHPより)

COチェッカーが2個付属

ストーブを使うので一酸化炭素チェッカー(COチェッカー)が必須です。

安全を考慮し、COチェッカーが2個付属します。

スノーピークオンラインストアHPより

安心安全のmede in Japan

mede in Japan(スノーピークオンラインストアHPより)

COチェッカーってネットで調べるとなかなか国内メーカーって無くって💦

僕が使っているものも中国製。下のやつとかを2個使ってます。

いもすけ
いもすけ

毎回ちゃんと動いているのか心配になるときもあるけど・・・💦

調べるとセンサー自体の安全性を担保するため

流通経路が把握できるような国内メーカーへ生産を依頼されたそうです。

高さまで検証されている

天吊りで2個つきます(スノーピークオンラインストアHPより)

COは空気より軽いため天井に集まりやすいので高い位置にあるほうが早く検知できるのですが、

あまり高い位置にあると熱も高い位置に集まるため故障のリスクが増えます。

早く検知できて故障も起きにくい位置に設置されており、この位置も色々と検証のされた結果だそうです。

空気の流れも検証済み

TCのフルフライシートが覆いかぶさることで本体と空気層を作ります。

ハピキャンさんのインタビュー記事がとっても分かりやすかったです。

天井の本体の穴まで昇った空気は天井のフライシートで冷やされますが、

流れとしては温かいテント内に戻らず、本体とフライシートの間の空気層へ逃げる構造になっているそうです。

なので、自然な流れでCOが排出されやすい状態になっているようです。

また、下部に強制換気窓。上部にはストーブ使用の際に必ず換気する4つの窓を分かり易く赤のドロップコードで示してあります。

下部の強制ベンチレーション(スノーピークオンラインストアHPより)

ともさんさんの動画も分かりやすかったのでリンク貼っておきます。

最悪のケースを想定していくつも検証

カタログやインタビューから今回メーカー保証でストーブをテント内で使えるようにするため、本当に何度も何度も厳しい環境で安全性について検証を重ねたそうです。

開発された方々の熱意が見えるとても素晴らしい商品だと思います。

薪をくべる際にも細かい配慮

めっちゃ細かいところまで配慮されてる・・・。さすが100万超え。

薪ストーブを使ったことがある方ならわかると思いますが、

ストーブ内で大きく燃えているときに、窓を開けると炎やら煙がストーブの外に出てくることがあるんですよね。

そういったトラブルが起きにくいように開けた時だけシャッターが下りる工夫がされています。

いもすけ
いもすけ

アホでも安全にストーブが使えるようなアイデアの数々には驚きっぱなしです!

おわりに

僕が調べただけでも安全性に対して、新しいアイデアや技術を詰め込んで挑戦されています。

このテントを買える人は一般庶民ではありませんが、

沢山の革新的なアイデアを考えると、ちょっと値段はつけられない

と思いましたし、

こういう挑戦的な値段でも買える人が、新しいアイデアを支えてくれて

段々僕たち一般庶民が、アップデートされたリゲルをお求めやすい価格で楽しむことができるのかなぁと思いました。

因みに2023年1月3日現在売切れとのことです!なので売れているのです(笑)

次もリゲルの記事を書いていきたいと思います!

そんなところかな。

この記事が、皆様の素敵なキャンプのお役に立てれば嬉しいです。

今日もありがとうございましたー!

良かったら他の記事も読んで行ってくださいねー。

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